これまでのお話
道の駅 熊野·花の窟にて8日目の朝
車中泊8日目の朝がやってきました。
場所は三重県南部、本州の中でもかなり南部までやってきましたね。
で、道の駅がオープンして人が集まる前に歯磨きや着替えなどを済ませ、車も車中泊仕様から元に戻して出る準備は万端。
なのですが、この道の駅。なんとすぐ横に世界遺産があるんですよね。
花の窟神社(〒519-4325 三重県熊野市有馬町130)。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)と軻遇突智尊(かぐつちのみこと)を祀る神社だそうで。
僕は神社巡りも人並みには好きで、今の道の駅やSAPAの全国訪問がある程度落ち着いてきたら、次は神社巡りにも本腰を入れようと思っているのですが、ついで言うと日本神話にも興味があるのです。
きっかけはモンストなどのゲームに日本の神々が出てきて、それらを調べ始めたことなのですがね(笑)
そんなわけで中々ピンポイントな場所が道の駅すぐ横にあるので、予めここには立ち寄る予定にしていました。
道の駅がオープンするまでにはまだ時間があるので、じっくりと散策開始です!
世界遺産に立ち寄る 花窟神社
まずは参拝の仕方をじっくりと読みまして。
僕もこの辺はまだまだしっかりとは出来ないので、長女と一緒に見つつ他の人の所作を真似て進みます。
まぁ…たぶん何となくで大丈夫なのよ、きっと許してくれる(笑)
朝一なのでまだ人も少なく、じっくりゆっくりと見て回れるのが何とも気持ち良いです。
ちなみに、ここ花窟神社は2004年にユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部(熊野参詣道伊勢路の一部)として登録されたのだとか。
建物手前の狛犬さん。ちょっと可愛らしい感じです。
こちらで御朱印を頂いておきました。
2017年に高千穂神社で買った御朱印帳。そちらに様々な場所で書いてもらいましたが、そろそろ次のものも買うことになりそうです。
建物はありましたが、この神社にはいわゆる社殿というものはないそうです。
かわりにこの建物を出てすぐの場所にある高さ約45メートルの巨岩である磐座(いわくら)が神体とのことでした。
これがまぁでかい。
海側からの朝日も相まってなんだか神秘的。
美しくもあり、なんだかピリッとした空気間で緊張感もあり。なかなかに不思議な場所。
あと、この無数の石は靴を脱いで裸足で踏んで良いとされていました。
なんとなく罰当たりな気もするけど、せっかくなのでしっかりと踏んで歩いておきました。感覚的には健康石みたいな感じ?僕はこの手はめちゃくちゃ足裏が痛いので数秒でギブです。
先程の巨岩を見上げると、なにかあります。たくさん。
めっちゃつるされているこれは…
特別な田で作られたもち米の藁縄7本を束ねた長さおよそ170メートルの大綱に季節の花(ツバキやケイトウ等)を結びつけた3つの縄幡。
これらを磐座の頂上から七里御浜の海岸、境内の南隅にある柱の先端へと吊るしている御縄掛け神事だそうです。
これすごいですよね、吊るすの大変そう。
こういうのの意味を調べたりし始めるともう止まらなくなります。
他にも古来からここで作られ読まれた歌(短歌)なども。
書き出すときりがないのでこの辺にしておきますが、刺さる人にはたまらない。そんな素敵な場所でした。
あと、神社すぐそばは海岸線沿いなのですが、こちらも景色が抜群でしてね。
場所的に南海トラフ地震が発生するとかなり危険な場所なので今後が非常に心配なのですが、せっかくなので眺めておくことにしました。
美しい…。
今回の旅では地震と津波の恐ろしさを感じる場所に沢山立ち寄っているので何とも複雑なのですが、こうやって静かに佇んでいるこの姿だけを見ると心が穏やかになりますよね。
僕が住んでいる場所も福岡県の海岸線付近なので本当に怖いのですが、僕の家近くなら大分県や宮崎県、少し離れると四国地方やここ関西地方の南部などは南海トラフ地震で甚大な被害を受ける可能性が高いと言われています。
信じたくはないですが、このページに載せている写真のほとんどの場所は沈んでしまうかも…と考えると悲しすぎます。
できれば予報よりも規模の小さい地震になることを祈るばかりです。
昔は海を見てもそんなことを考える事なんてなかったのにな。
悲しい。そして自然は考えれば考える程に怖いです。
さて、ゆったりと散策したのでそろそろ道の駅が開いただろうと思って戻って来たのですが。
え、空いてなくね??
どうやらこちらは道の駅というよりは、神社に付随した休憩所という側面があるのか通常の道の駅よりもかなり開店時間が遅いようで。
さすがにオープンの10時まではまだ時間があるのでこちらの散策は諦めることにしました。
いずれ伊勢神宮などを目的にまたこちらの地方に来るつもりなので、その際に改めて立ち寄りたいと思います。
それでは、本日も移動を開始するとしましょう!
三重県を南西へ! 「年中みかんのとれる町」
神社を出て南西へ。三重県から和歌山県へと進みます。
国道を進むと御浜町というところにやってきました。
三重県の中でもかなり南までやってきましたね。もう和歌山県は目前です。
てか三重県ってかなり細長いなぁ。
ここ御浜町は「年中みかんのとれる町」として、温暖な気候を生かした柑橘栽培が盛んな町だそうで。
次に訪れる道の駅にも思いっきりその旨が書き込まれていました(笑)
ほかにもマイヤーレモンの日本国内における主要生産地域となっており、紀宝町と合わせて国内生産量の9割を占めるすごい場所だそうです。
そんな場所にある道の駅、パーク七里御浜。
まだ8日目の旅は始まったばかりですが、建物からして興味を惹かれたので早くも休憩をしたいと思います。
なんかこの道の駅、僕の好きな懐かしい成分がにじみ出ているんですよね(笑)
すっごい道の駅だった…!!
予想通りにオレンジだらけ。
そして建物外観のレトロさからにじみ出ている懐かしい成分は…
大当たり!!!
これ伝わるかなぁ、昔あった地方のショッピングセンターのような。
デパートよりも規模は小さいんだけど5階建てとかの”そごう”とか”コトブキ屋”とかの。屋上には小さな遊園地っぽい遊具施設があって、その下の階には食堂があって。
とある時代にイオンやゆめタウンなんかのショッピングモールが出てきて絶滅してしまった、そんな場所。
その辺りの懐かしい成分が醸し出ているのですよ、ここ!!
子どもの頃こういった場所好きだったなぁ、小学生の頃自転車で友達と良く行ってたな。
で、どうやらこの道の駅はショッピングセンター「ピネ」という1988年に開業したお店を併設している。
というか、そのお店と併せて1994年に道の駅として登録されたようです。
いいねぇ、こういった場所も少しは残ってくれるとおっさんは嬉しいぞ。
まぁ現代っ子の長女にはこの気持ちはみじんも伝わらんのですがねw
では、スタンプをゲットしましてと。
せっかくなので展望デッキのある3階へと進んでみましょう。
3階に登るとまさかのみかんジュース工場があって中で作業着の方がジュースを作っていました。
すごいなここ…まさかここまでとは!
展望デッキはレストランの奥にあるようで。
まだレストランの営業時間にはなっていませんが、中を通り抜けて良いみたいなので遠慮なく。
…いや、うん。遠慮なくなんだけど、なんか悪い事をしているような気持ちになるのは僕だけ?
薄暗いごちそうダイニングをすり抜け中、でっかいウミガメのはく製と遭遇。
そして奥には中居くんの好きな大分県の麦焼酎、いいちこの姿。
なんだか情報量多いな(笑)
で、無事にデッキで外を眺めまして
オレンジジュースのでっかいモニュメントを眺めながら階段を降り、車へと向かったのでした。
ここ、個人的に結構好きな道の駅です。
この道の駅限定のお菓子などもあるので、興味のある方は是非立ち寄ってみて下さい。
それでは今回のお話はここまでです。ご覧頂きありがとうございました。
また次のお話にもどうぞお付き合いください!
今回のお話の続きを読む場合はこちら↑↑↑をご覧下さい。続きのページは公開開始後に表示されます。
これまでの車中泊旅行記
かなり古い記事もあるので今と書き方が違うものもありますが、良かったら併せてお楽しみ下さい。
以下、車中泊メニューです。
コメント