子ども向け絵本形式で作成した背景
僕には 重度知的障害 のある弟がいます。
僕はいわゆるきょうだい児(障がい者の兄弟姉妹)です。
きょうだい の視点から僕自身のエッセイ漫画を別に描いていますが、かなり内容がきつくどうしても子どもには難しい表現が多いです 。
(あちらでは差別・憎悪・懺悔・和解など、幼少期から大人になるまでの体験談を不定期で更新中)
そんな時、ふとうちの次女さんから障がいのことを聞かれ、あの話を見せるかどうか迷った結果…
子どもにも見やすいものを作ってみようと思い、この絵本形式のお話が完成しました。
描き始めたのは病気療養中の昨年の夏頃。
やっと完結…(笑)
それではマイルド表現の全8話、今回で最終話です!
障がいがあったら何でダメなの?⑧
1994年、僕が小学生の頃の気持ちに戻って描いてみました。
そして2022年、そのお話を読んだ次女さんは…?
21世紀に突入してもうかなりの年月が経ちましたが、今の世の中はあの頃に比べてどうなのでしょう。
昭和があまりにも目の当てられない出来事が当たり前として成り立っていたので、あの頃に比べたらさすがに状況は良い方に変化していますね。
しかし、人の闇の部分というのはどうしてもゼロにはなりません。
でも差別をすることが当たり前ではないということが表面上だけでもかなり浸透してきているとは思います。
障がいを持った人が世の中には沢山いる、障がいというのはこういうことなんだ。
…それを小さい頃から何となく分かってくれる世代がもっと増えてくれたら、闇の感情は出にくくなってくるのではないかと思います。
そういったことの積み重ねで、過去の悲しい事件や某芸能人の過去の発言のような出来事が少しでも減っていくのでは、そう思ったりします。
あの芸能人の方については過去に僕も記事で取り上げていますが、ひょっとしたら首謀者でもなく関与すら殆どしていなかったのかもしれませんけどね。
でも、結果的に印象操作されていた可能性があったとしても、メディアで面白可笑しく語ってしまった時点で彼は歪んでしまっていたんです。
この記事に関しては実は様々なところで反響がありまして、彼を擁護する側と反対する側の論争がネット上で繰り広げられておりまして…
その解決策に僕の記事を参照に巻き込まれかけました。
申し訳ありませんがスルーさせて頂きましたけどね。
ただ、それをきっかけに僕も再度この芸能人の当時の記事などを読み漁り、当時の編集者の謝罪文なども読み、もしかしたら首謀者でも傍観者でもほぼなかった可能性もあるのかなと思ったまでです。
ま、だからといってもう何も変わることはないのですが。
さて、話が脱線してしまいましたが絵本形式の全8話。これにて完結です。
これからの世代に期待しつつ、僕は僕の立ち位置でしかできないことを続けていきたいと思います。
長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
明日はウーマンエキサイトさんにて最新話の掲載日となっています。
うちのマンガを昔から読んでいる方にとっては、中々に衝撃的な内容になっていると思いますよ~(笑)
それではまた明日です!
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