災害時に車中泊で避難する方法~実体験を基に作成・明日は我が身・最後に自分を守るのは自分だ~

コラム・車中泊グッズ便利情報

 
 

 

日産で行われた車中泊体験プログラム

先日日産で災害時など「もしもの時」に役に立つ車中泊を実際に体験するプログラム「#日産でやってみよう車中泊」が開催されました。

2019年の3月2日(土)・3日(日)に1泊2日で日産グローバル本社ギャラリーにて行われたそうですね。

 

僕の住んでいる九州地方からはあまりに会場が遠いので断念しましたが、僕もこのイベントには心から参加したいと思っていました。

 

出来れば地方でもこのようなイベントを行って頂きたいところ。

日産のお偉いさん方、若しくは他の自動車会社さん。

どうか検討の方をお願い致します。

 

そもそも災害時における車中泊はアリなのか。

パパ
パパ

これはずばりアリだと思いますね。

 

個人的には…ですが、過去の経験から強くお勧めします。

何故なら。

その根拠は実際に避難してみて感じたことがあるからです。

 

平成30年7月西日本豪雨

平成30年7月豪雨(へいせい30ねん7がつごうう)とは、2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨。同年7月9日に気象庁が命名。(ウィキペディアより抜粋・編集)

 

平成30年台風第7号接近

昨年の7月。

まず3日に台風7号が九州に接近。

 

太平洋高気圧の外側を回り込むように7月4日にかけて東シナ海を北上し、対馬海峡付近で進路を北東に変えて日本海上に抜けていきました。

 

この時点で結構な雨が降り、各地で被害が出ています。

福岡県では強風にあおられて女性が畑から2メートル下に転落。その後亡くなられています。

 

断続的に降り続く雨

台風が抜けて行っても、今度は梅雨前線が南下してきました。

7月5日から8日にかけて梅雨前線が西日本付近に停滞。そこに大量の湿った空気が流れ込み、西日本から東海にかけて大雨が連日続くことに。

 

写真は7月5日(木)。

僕は通所介護施設で責任者をしている為、当日の営業が可能か判断をする為に通勤時に確認をしていました。

この日はとりあえずまだ大丈夫だと判断できたので続行。

 

そして…

 

7月6日:長崎・福岡・佐賀の3県に大雨特別警報が発令

7月6日(金)。

朝長女を学校に送った後、職場に向かう道で既に激しく冠水。

 

そして職場近辺の川が冠水していることを確認したので上司に電話連絡して当日の営業を中止しました。

それから天気図やニュースとの睨めっこです。

 

昼間に一旦雨が小康状態になったので職員たちと職場の片づけや翌日の準備をして解散。

昼過ぎに中学校から連絡があり授業が中止。

長女を迎えに行ったのですが、その時は川の水位も落ち着いている様子でした。

 

その後15時すぎから再び大雨に。

16時に自宅付近の川を見ると既に氾濫寸前になっていまして…。

そこから家族全員に連絡して怒涛の避難です。

 

因みにこれは後日撮影した物ですが近所の川の通常の水位。

 

そしてこちらが氾濫間際の水位。

如何に大雨が短時間で降ったかが分かりますね。

僕が生まれてからこの川がここまで大変になったことはまだ一度もありません。

 

で、何故このような危険な状態の写真を撮影しているかというと…

 

年寄りはどうしても川の様子を見に行ってしまうんですよね。

まさにニュースで流れる通り。そんなことをしたら危険以外に何もないので本当にやめて下さい。

今までに浸水がない地方だから油断してしまうのでしょうかね(-“-;A

 

この後無事に一家全員避難をすることが出来ました。

で、前置きが長くなりましたがここからが今回のお話の本題です。

 

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本題:沈むときは何もかも沈む

僕たちの地域にも大雨特別警報と避難指示が出ました。

 

(強)避難指示>避難勧告>避難準備情報(弱)

 

そして川も氾濫しましたが、18時以降に雨が治まって来た為氾濫箇所が少なかったんですよね。

近隣のスーパーの1階部分が水没するなどしましたが、それくらいで済んだようです。

 

しかし、あのまま雨が降り続けば川に近い自宅は流されてしまっていたでしょう。

そして僕たちが避難した嫁さんの実家もそうですし、地域の避難先になっている公民館・小学校・中学校も全て川からの距離的に水没してしまったと思われます。

 

そう…何故か避難場所は川の近くが多いのです!!

(わが家の近所の場合です)

 

翌7日は被害が更に拡大

次の日の7月7日昼過ぎには岐阜県、翌8日朝方には高知・愛媛にも大雨特別警報が発表。

最終的に統計以来最多となる計11府県で大雨特別警報が発表されました。

 

その後西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害・土砂災害が発生。死者数が200人を超える甚大な災害に。

また、全国でライフラインに被害が及んだほか、交通障害が広域的に発生。

平成に入ってからの豪雨災害としては初めて死者数が100人を超え「平成最悪の水害」と報道された

さらに、昭和に遡っても1982年に300人近い死者・行方不明者を出した長崎大水害(昭和57年7月豪雨)以降、最悪の被害となりました。(ウィキペディアより抜粋・編集)

 

避難先が消滅するケースがある

パパ
パパ

これってさ…最悪の場合避難先がないってことなのよね

 

僕たちの地域を含め、他の地域を見てもそうですが避難先も当然被災します。

場合によっては避難先が消滅します。

これって他人ごとではないんですよね。

 

ここ最近これだけ異常気象が続くとなると、この先も正直どうなるのか分かりません。

最後に頼れるのは自分自身なんです。

で、そんな時に役に立ってくるのが日産も行った車中泊で災害を乗り切るという手段なんです。

 

あくまで手段の1つですけどね。

助かる選択肢を拡げる為に意識しておいてもよい方法ではないかなと思います。

 

熊本地震の際に車中泊避難が注目された

ニュースで取り上げられることが多かったのでご存知の方も多いかと思いますが、2016年4月の熊本地震の時に車中泊で避難される方がかなりいました。

 

この写真はうちの施設から熊本県益城町にある親交深い老人ホームへ支援物資を運んだ時に撮影したものです。

その際に役場などにも立ち寄りましたが、車に避難している方は相当数おられました。

 

 

何故なら建物の倒壊が恐ろしいから。

老人ホームもそうでしたが、立て続けに発生した震度7の地震のせいで建物内部はぐちゃぐちゃ。

とても安心して過ごせる環境ではなかったのです。

 

2016年8月~9月実施 「熊本県 熊本地震に関する県民アンケート」でも、「一番安全だと思った」「プライバシーの問題で避難所よりも良いと思った」などの理由から、自宅以外に避難した方の約7割が「車中泊」を選択されていたそうです。

 

内閣府の防災レポート「平成28年熊本地震に係る 初動対応の検証レポート」においても、車中泊は「地震への恐怖・プライバシーの確保など様々な理由から選択されており、今後の災害においても生じる避難形態」として位置付けられています。

 

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突然の車中泊に混乱しない為にも日頃から

敵は大規模な自然災害だけではありません。

一時的な停電などでも突然の車での寝泊まり生活を強いられる可能性もあります。

 

で、これは日産での車中泊体験プログラム時に言われたことのようですが

  • 一般的なレジャーで行われる車中泊はあくまで“積極的”なもの。
  • 災害時の車中泊は仕方なく行う“消極的”なもの。

 

この違いは確かにですね。

計画をしっかりたてて準備をした上で快適な環境を作る旅行の車中泊とは違い、避難時の車中泊は突然且つ想定外のことなので準備に時間をかけることや、道具を揃えるのが難しい。

なのでその観点から日頃から車中泊を行い備えておくというのはアリだと思うんです。

 

車中泊の準備に必要な流れ

これは今までにコラムとして掲載してきたのでそちらを参照して頂けたらと思います。

まずは予め買っておけば便利と思われるグッズです。

 

こちらは災害時の車中泊には直接的な関係はないかもしれませんが、レジャーの車中泊では初心者の方を中心に役に立つと思いますので良ければ併せてご覧下さい。

 

エコノミークラス症候群には注意

災害時の避難に車中泊を選択される方が増える一方で、エコノミークラス症候群の発生など震災関連死を招く要因などにつながるリスクも指摘されています。

 

熊本県によると熊本地震による死者263人のうち、エコノミークラス症候群を含む「震災関連死」はその80%にあたる208人にのぼっている。

 

エコノミークラス症候群とは

元々は飛行機での長期間滞在時に言われていたことが多かった症状です。

 

海外旅行などで飛行機に搭乗し、長時間同じ姿勢でいるときなどに発症する疾患が旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)。

この疾患は動作が少なく長時間同じ姿勢でいると下肢(足)が圧迫、血流が悪くなり血栓(血のかたまり)ができやすくなり、できた小さな血栓が肺の静脈を詰まらせてしまうことで発症します。

 

血栓ができる詳しい原因

血栓ができるのは「長時間の足の運動不足」「水分不足」と言われています。

 

  • 長い時間足を動かさないままでいると、血液の流れが滞り血液の塊ができやすくなる。
  • 水分が不足すると血液が濃くなり、ドロドロになって血栓ができやすくなります。

 

車中泊で避難した際、この条件を満たしてしまい症状を発症した方が多かったと言われています。

確かに高齢な方になると車の乗り降りも大変になるし、トイレを心配して水分を控えたりするんですよね。

まさかそのせいで血の塊ができて肺に流れてしまうなんて考えもしませんし…。

 

この点には注意が必要です。

 

予防方法

(1) ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う
(2) 十分にこまめに水分を取る
(3) アルコールを控える。できれば禁煙する
(4) ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
(5) かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする
(6) 眠るときは足をあげる

 

エコノミークラス症候群に関しては厚生省のページを中心に参照させて頂きました。

 

まとめ

長くなってしまいましたが、災害時などに車中泊を利用して避難をするという手段はアリだと思います。

ただ安心・安全な車中泊をするためには正しい知識が必要。

そして日頃からの備え…出来れば予めレジャー感覚で車中泊を行って慣れておいた方がスムーズです。

 

この時代、いつ自分の身に災害が襲い掛かって来るか分かりません。

自分のみを最後に守るのは自分自身です。

その為の手段として予め練習しておくのも良いのではないでしょうか。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

次回は大分・熊本車中泊2019の続きを掲載したいと思います。

コメント

  1. marimo より:

    災害時に車で移動って、慣れていないとほんと怖いんだよね><
    だからこそ、いざという時に「もし車で避難するとすれば」も視野にいれて必要なものを取り入れたり、避難しやすいルートを知っておくとチャンスが生まれるのかも。

    あっ、我が家は先日車を売っぱらったのでもう自力避難しかありません(笑)

  2. より:

    選択肢としてはアリだと思います(*^_^*) それ以前の問題ですが…災害の種類や状況、のちの見通し等をその時点でできる限り情報を集めて検討し判断することが大事だと思います(^-^) その場ではいろいろなことが考えられない場合が考えられるので普段から災害に対する準備や心構え、被災時の計画を立てたり様々なケースを想定した個人的な避難訓練のイメージトレーニングを行なっていると有効かもと思っています(⌒-⌒; ) 私は玄関に大きなリュックとペットボトルの水を置いてます( ´▽`) 災害の種類や程度、避難開始時期によって自宅から持ち出すものが違いますので『準備だけ』しておいて必要物品はそのときに決めることにしてますo(^_^)o そこで車中泊や車両での避難が有効であると判断すれば迷わずクルマに乗り込みますけど…立体駐車場なのできっと使えないと思ってます(´-`)

  3. これ…大事だと思うんだよな。( ゚д゚)ウム
    車が無事だったらが前提になるんだけど、仮の住まいにする準備はしといた方が良いと思う。

  4. NickNick より:

    最近日本は災害だらけだから、自分の身をどう守るか、あらゆる選択肢をいろいろ考えておく必要がありますよね。あといろんな備えをしておくことももほんと必要ですよねー。

  5. プニプニ より:

    私も震災時、車中泊しましたよ。
    結局大事なのは、安全が確保されている場所である事と、車で移動する際は渋滞など混乱に巻き込まれる恐れがあることですよね(それで逃げ遅れた方もいました)。
    その辺りの問題をなんとかすれば、車内はエアコンやラジオも使えますし、シェルターになり得るでしょう。