そして高田松原と気仙沼に到着/九州から北端南端へ 軽車中泊17

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これまでのお話

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まだ警察官見てました

オイスターこと道の駅やまだを出発。

中々面白い道の駅でしたね。

 

あ、一旦停止の表示板…

先程の警察官が見ていたの、たぶんこれだ!いや、もちろんシートベルトや携帯電話も併せて見ているとは思うけど。おそらくメインはこれじゃないかな。

 

一旦停止に関しては僕の周囲の人たちが何人もつかまっていますからね。

大体はタイヤがしっかりとピッタリ(おそらく2秒くらい?)停まっていなかったという指摘らしいので、日頃からビタッと3秒タイヤが全く動かないよう停止することを意識しています。

こんなことで捕まって罰金払って、おまけに免許切り替え講習で1時間も缶詰めになるのは勿体ないですからね。(ついでに車の保険のお金も上がっちまう)

 

あー…まだ見てた(笑)

旅に出て捕まるのだけは事故と同じくらいゴメンなので、めちゃくちゃ気を付けていますが…

それでもたまに油断してスピードが出過ぎたりしてしまいます。今回は大丈夫でしたが、これを運転が出来なくなるその時まで続けるのが僕の人生目標のひとつです。

 

さて、三陸道に戻りまして再び南下。釜石方面へと進みましょう。

 

今回の旅の目的のひとつ

今回の旅も5日目となりましたが、九州からぐるっと本州を巡る道中。

その中でいくつかの目的があることはこれまでの記事に書いてきました。

 

  1. まずは本州の北端(青森県)を目指すこと
  2. そして南端(和歌山県)を目指すこと
  3. 東端の宮古市で証明書を貰うこと
  4. これまで立ち寄れなかった東北地方太平洋側を訪れること

 

他にもこまごまとした目的はありますが、大まかには上記の4つになっています。

その中での4つ目達成がこの日の目標となりますね。

 

これまでの記事にも書きましたが、ある程度復興してからでないと色々と邪魔になる可能性もあるし…とか考えていたら、日本の中で訪れるのが一番最後になってしまった東北地方の太平洋側。

そして、震災や津波に関してはわが家も南海トラフ地震の規模によっては他人事ではないので、言い方が正しいのか分かりませんが勉強させて貰うことも意識し、この地方に来たら震災遺構の伝承館には立ち寄りたいと思っていました。

 

というか、この辺建物が全然ない…

帰ってから調べたら、新たに建造物を建てることを禁止しているエリアがあるようで。

 

↑これはまた別の地域ですが、このような感じで将来の津波の危険性を考えて禁止しているそうです。

そんな中にあるこちらの道の駅には津波被害の伝承館があるとネットで知り、来てみたいと思っていた場所でした。

 

それではいつもより少し長めに滞在してみようと思います。

 

「国営追悼・祈念施設」及び「東日本大震災津波伝承館」

こちらは道の駅高田松原。

2011年に被災して、様々な準備を経て8年後に営業再開した場所だそうです。

そして、道の駅に併設する建物としては国内最大級の東日本大震災津波伝承館があるそうで。

 

敷地内はこのような感じですね。

因みに、この時長女は車でお昼寝中。

 

実はこの道の駅を出て更に規模の大きな伝承館にも立ち寄る予定にしていたんです。で、長女的には気持ちがやられるとのことで、伝承館に訪れるのはやや怖がっていましてね。

感覚的には…うーん、これも表現があっているのか分かりませんが。

誤解を恐れずに書くと、修学旅行で長崎や広島の原爆関連施設に立ち寄る際の気持ちでしょうか。

大切な場所・大切な内容なのは理解しているけど、立ち入るには勇気がいる。というような。

 

人災と天災を同列に考えてよいのか悩みましたが、ここでは敢えてそのように書かせて頂きました。

で、そのような長女の気持ちは分かっていたので、次の場所では起こすとして、ここではゆっくりと寝かせておくことにしました。

 

なのでここでは僕はひとりで杖をついて歩いています。

目の前に見えるのは国営追悼・祈念施設かと思われます。献花台や海を眺める場所が設けられているらしいです。

 

僕の足ではそこまで歩いていくのはちょっと厳しいので、ちょいとカメラをズーム。

まずは3倍カメラに切り替え。でも全然遠い…。

 

お次は10倍ズームカメラ。

これでもまだ遠い…ここめちゃくちゃ広いです。あの高い階段の上に献花台などがあるのだと思います。

そこまで行けないのは心残りではありますが、次行ってみましょう。

 

こちらは東日本大震災津波伝承館、入場は無料です。

愛称は「いわてTSUNAMIメモリアル」で、テーマは「命を守り、海と大地と共に生きる」とのことです。

 

この建物内は撮影可能エリアとそうでないエリア(主に動画とかのコーナーだったかな)に別れていたので、案内の人に尋ねつつルールに沿った場所でのみ撮影をしています。

 

これまでの大きな地震の詳細。

あのチリ地震の情報も載せられています。

 

チリ地震は1960年5月、チリ中部のビオビオ州からアイセン州北部にかけての近海、長さ約1,000 km・幅200 kmの領域を震源域として発生した超巨大地震。地震後、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し、大きな被害が発生した。マグニチュード9.5を記録した観測史上世界最大級の地震である。(Wikipediaより抜粋)

 

実際に被災した車などの展示物。

 

続、被災の展示物と地震の規模説明。

東日本大震災は1900年以降では世界で4番目の強さ。そして破壊継続時間は160秒!

世界4番目の強さが3分弱?ヤバすぎでしょ…。

 

こちらはもう、ダントツです。

淡路大震災の時に僕は小学生で、その際にテレビを見るたびに亡くなった人の数がどんどん増えていったことに恐怖した記憶があります。

しかし今回のはその数倍、数字にしてこうやって見ると言葉を失います。

 

そのような資料や展示物をひとり黙々と眺めていきました。

1時間近くいたでしょうか、時刻は13時30分。

次の場所も長く滞在する予定なので、そろそろお暇することにしました。

 

こちらの道の駅の公式サイトです。気になる方は併せてご覧下さい。

 

それではお次へGO!

 

岩手から宮城へ そして季節は冬から春へ

それでは道の駅高田松原を出発!

地図で見る通り、もう岩手県も南端に近づいてきまして、まもなく宮城県の気仙沼です。

 

ちょいと走ってふと温度計を見ると気温は12℃!

つい何日か前には辺りに雪が積もっていたことを思うと嘘のような温かさです。季節が一気に切り替わりました。春を感じる心地よい暖かさ。

 

で、ここまで来るともう至る所が津波の浸水区域。

ここまでの看板とここからの看板が連続します。

からの…

 

気仙沼湾横断橋(かなえおおはし)!

大川河口部と気仙沼湾湾奥部に架かる長大橋で、海上部は東北地方で最大の斜張橋だそう。

 

橋を超えてすぐの気仙沼中央ICで一般道へと降りまして…

 

いよいよ車は気仙沼市の市街地へ。

 

そして目的地である気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 (旧気仙沼向洋高校)へとやってきました。

 

つか4階部分のコンクリが剥がれている部分にまずビビってしまった。

あとで建物内で見たところ、あの部分まで当時津波がやって来たそうです。もう言葉をなくす連続…。

 

では今回は長女をしっかりと起こしまして、中を見学して行きたいと思います。

 

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、宮城県気仙沼市にある東日本大震災の震災遺構。震災による死者・行方不明者が1,366名に上った気仙沼市において、復興の目標に「津波死ゼロのまちづくり」を掲げる同市が、震災の記憶と教訓を地域と世代を超えて人々に伝えること、防災・減災教育の充実、市内外の人々の交流促進拠点創出を目的として2019年3月に開設した。(Wikipediaより抜粋)

 

出来上がってまだ数年なので入り口はかなり綺麗。

 

で、こちらも先程の伝承館と同じく撮影可能エリアとそうでない場所とに分かれているので、またルールに則って掲載したいと思います。

 

ガイドマップと映像シアター

因みに敷地内はこのような感じ。※公式サイトより抜粋

最初に入口で入場料(大人600円子ども300円)支払い、まずは映像シアターにて震災時及び直後の映像(13分間の記録映像)などを観覧。

YouTubeなどで検索すると見かける当時の様々な映像を巨大スクリーンで…(僕はこの時点でもう涙し、長女は心がやられてしまったそうです)

さて、僕の拙い文章で内容を埋め尽くすのもアレですし、ここからは撮影した画像を中心に一気にいきたいと思います。

 

南校舎1階部分 クイズもあるよ

廊下、トイレ、CAD室※、保健室

※「Computer Aided Design」の略。日本語では「コンピュータ設計支援」

 

会議室、校長室。

殺伐とした空間が続く中、突如として現れたクイズにちょっと笑ってしまった。

 

3階 津波で流されてきた車

各階へはエレベーターで上がることも出来るので、僕のような杖歩行者や車椅子の人も安心。

 

4階 津波到達地点

 

屋上 避難の行方

この避難の行方含めて、当日の高校の様子はWikipediaに書かれていました。

先生たちや住職さん、国道から声をかけ津波を教えてくれた人たちのおかげで最終的に当時学校に残っていた人は全員無事に避難できたそうです。

気になる方は該当記事をご覧下さい。圧巻です。

 

それでは順路を進みます。

 

南校舎西側~旧北校舎1階「震災前の面影」

こn南校舎西側を進んで旧北校舎1階へ。

「震災前の面影」として写真パネルが展示されています。その先からは撮影禁止の映像ゾーン。

当時の学生の卒業式の模様などが流されていました。涙必須の内容です、是非実際に訪れてご覧下さい。

 

そしてぐるっと回って元の入り口付近に戻ってくるのでした。

 

そして最後に答え合わせ。

オリジナルグッズはこの時はシールだったけど、その時々で違うっぽいです。

結構やりごたえのあるクイズだったかと思います。

 

以上、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館でした!

 

かなり考えさせられる内容で、本当に生涯に一度は来ておいて良いのでは…といった場所でした。

まぁ、高校生の長女は途中で参ってしまったので…もちろんその気持ちも分かるのですけどね!

そんな長女をリフレッシュさせるべく、この後すぐ近くにある道の駅にてお買い物です。

今回はかなり長い記事になってしまいましたが、そこまで描いて閉めようと思います。

 

お土産に買った減災手ぬぐいを持ちつつ…

 

次の場所へと出発です。

 

長女の元気を求めて南へ

巨大な堤防?を横目に国道方面へ。

 

海岸から国道への目印。たぶん昔はこの海水浴場も大勢の人でにぎわって、その帰りにこの看板を眺めつつ帰路へとついたのでしょう。

 

んで、そこから少し南に進んだところで現れた道の駅。

ここで何か美味しそうなものでも見つけて、長女さんの元気を取り戻しときます。

 

 

すずめの戸締り 道の駅大谷海岸

時刻は15時!夕方少し前に訪れた海沿いの道の駅は…

 

パパ
パパ

いいね!景色も最高!!

長女
長女

とりあえず何か美味いもの食べたい…

パパ
パパ

その前にスタンプだけ押しといて

長女
長女

…ん??

長女
長女

これ私知っとう!すずめの戸締りやん、友達と見に行ったわ!

僕最近の全然分かんないんだけど、どうやらこのすずめの戸締り。

君の名は。や天気の子で有名な新海誠脚本・監督の映画みたいですね。

そういやあんだけ騒がれた君の名は。も結局しっかりと見れていない。俺はこの数年間何をして生きていたんだ???

 

長女曰くめちゃくちゃ内容が難しくて一度見ただけではしっかりと理解できなかったと言っていました。

こちらの道の駅大谷海岸も舞台として出てくる東日本大震災にまつわる話なんだとか。

いや、多分この記事をご覧になっている大多数の方が知っていることなんだろうとは思うけど(笑)

 

ちょっと見て見たくなったな。

 

そして長女さんお待ちかねのフードゾーン。

色々とありましたが、さすがにここでは値段気にせず好きなものを選んで良いと言っときました。

思った以上に長女の気持ちが落ちてしまったので、少し反省しているワタクシ←

 

買ったのはシーフード系統のまさにおつまみ。

好みが完全に妻と一緒w

この人も将来飲んだくれになるんだろうなぁ、もうビール飲んでみたいとかしょっちゅう言ってるしなぁ。

 

まぁこれで長女さんのテンションも上がって元気回復したので何より。

それでは舞台は宮城県に移りましたが、このまま南下を続けていきましょう。

そして、そろそろこの日のお風呂の場所へも向かわなければなりません。どんどん行ってみましょう!

 

それではここまでご覧頂きありがとうございました。

内容が内容なので今回はかなり長くなってしまいました。2か所震災関連施設に行きましたが、この2つを分けて書くのもどうかな、と思ってまとめた結果。膨大なものになってしまいましたね。

かなり胸に来る場所ではありましたが、訪れることが出来て良かったと思います。

ではまた次のお話にもどうぞお付き合いください!

 

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かなり古い記事もあるので今と書き方が違うものもありますが、良かったら併せてお楽しみ下さい。

以下、車中泊メニューです。

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