これまでのお話
さらば福岡県
さて、今回の旅行記その2です。
福岡県の南部にあるみやま市…にある山川PAを出発し、南九州を目指していきます。
どうやら僕以外の乗組員はまた全員就寝した模様。
まぁ下手に騒がれた方が運転の邪魔になるので、静かにのんびりマイペースに運転するとしますか!
熊本県益城町
少し下ると現れた南関IC。ここから熊本県ですねー。
福岡から近いので割とよく来る地域です。
そして植木IC。ここはちょいと思い出深い場所です。
ここは熊本地震の際にギリギリ生き残った区間で、この植木ICから南の九州道は通行止め区間となっていました。
熊本地震、2016年4月なので9年前ですか。
この地震の1年後からこのHPを開始したんだけど、なんともあっという間なような。
上に載せた記事にあるように、僕の務めている施設と親交のある老人ホームが熊本県益城町にあったので救援物資を届けにいったのですが、その際にこの植木ICから一般道に降ろされて進みましたね。あの時の光景はさすがに忘れられないなぁ。
益城町に近づくほど、町並みがどんどん崩壊していく様子がとにかく恐ろしかった。
からの北熊本、そして熊本IC。
北熊本SAは今回はスルー。さっき休憩したばかりですからね。
そして益城町。九州は各県の面積が小さいですからね、どんどん市町村が移り変わっていきます。
さぁ引き続き南下して行きましょう。
ちょっと熱く語る男
案内板には鹿児島の文字も出てきました。
そしてここで出てくるのが…
九州中央道と高千穂の文字!
高千穂は宮崎県にある神々で有名な場所ですね。(あと、ここ10年の間に事件が度々起こって良くない方面でも全国的に有名になってしまいましたが)
高速道路マニアの僕としては、この九州中央道ってたまらんのです。
ちょいと小話を挟みます。
九州自動車道 1971~
まずは今僕が走行しているこの九州自動車道。
九州では一番初めに整備された高速で、1971年(昭和46年)6月30日に先程の植木IC – 熊本IC間開通を皮切りにどんどんと整備が進んで行きました。
僕が子どもの頃(1990年代)に工事が一番難航したえびの・人吉間が完成して全線開通したと思います。
(時間の関係で全部調べれてないので記憶で書いている部分もありますが、たぶん合っているはず)
元々発展していた場所もありますが、九州地方はこの九州道のICがある西側を中心に発達がより進んでいきました。
九州の東側に住んでいる僕としては、子ども心にちょっと羨ましかったのを覚えています。なんせ東側は中々に発展が置いてけぼりになっていましたからね。
九州横断自動車道 1982~
九州横断自動車道…いわゆる大分道と長崎道です。
前の記事に出てきた鳥栖JCTから進む路線で、大分道は1987年から、長崎道は1982年から順次開発が進んでいきました。
これらも僕が大人になる頃には全線開通しまして、今では前線4車線化も果たしています。
当然ながらこれらも僕としては羨ましかったですね(笑)
東九州自動車道 1989~
さて、九州の東側に住む人間の念願である(?)東九州道がこちらなのですが、前身として宇佐道路(大分道)が1989年に部分開通。
ここから様々な区間がかなりの時間をかけて作られていき、2016年4月にようやく北部九州と宮崎市までが全線開通し、そこから更に今現在も宮崎県や鹿児島県南部で開発が続けられています。
まだまだ2車線区間も多いのですが、僕は子どもの頃から勝手に見守って来た路線なのでかなり好きな高速道路です。
陸の孤島と言われた宮崎県がかなり早く到着できるようになったのが相当でかいですね。
で、ここまでが今現在ほぼ完成している路線なのですが…
九州中央自動車道 2014~
先程走行中の案内板に出てきた路線、九州中央自動車道。
まだまだ全線開通までに時間がかかりそうですが、このような感じで九州道と東九州道を繋げてくれます。
この区間は一般道で進むとめちゃくちゃ時間がかかるので、開通してくれると相当有難いです。
つい先日もニュースに出てきて、順次開発が進んでいることが知らされました。楽しみです。
中九州横断道路 2007~
そして九州を横断する路線はもうひとつ。
こちらは先程の路線の少し北にあり、熊本と大分を繋ぐ高速となっています。まだまだ計画区間も多いのですが、順調に開発が進められているようですね。
他にも(既存の宮崎道は勿論のこと)西九州道や南九州道など、様々な場所で高速道路が建設されていてマニアとしては非常に嬉しい限りです。完成次第いずれの区間も車中泊の旅で走行してみようと思います。
僕が動ける間に完成してくれるとありがたいのですが、どうなることでしょうね(笑)
同乗者の皆さんが起床してきたようです
さて、思わず興奮して色々と書いてしまいましたが、車はどんどん南下中。
熊本県も真ん中付近に差し掛かってきました。
宇城市、熊本県のど真ん中にある市です。
そしてその先には…
宮原SA。
同乗者の皆さんが起床してきたようで、それぞれトイレやら店内散策やら行きたいようで。
うわ…休日の昼間なのでめっちゃ混みあっとる。
先程のPAからそこまで進んでいないので普段はスルーする区間ですけどね、せっかくなので色々見て回るとしましょう。
とてつもなく賑わってました。
ここで新しいスタンプ帳を購入!前のは確か平成に買ったものでかなり古くなってしまいましてね。ボロボロだったのでここから新たにスタンプを集めていくことにします。
よし、休憩終了!
ここからはもう一気に目的地目指して進みたいところですが、どこまで休憩なしで進ませてくれるでしょうね(笑)
23連続トンネル区間
上でも少しだけ触れた南九州道との分岐点。
ここはもちろん九州道を直進です。
さて、九州道で最も開通が遅くなった区間、えびの・人吉。
その人吉が近づいてきているのですが
ここから先はまさかの23連続トンネル区間となります。
この間にはあの日本の高速道路トンネルでは第5位の長さを誇る長大トンネル、九州地方では一般道路を含めて最長のトンネル”肥後トンネル”もあります。
トンネルの案内板にはナンバリングもされており、下り線の場合はこの数字が1になるまで続々とトンネルが続きます。
トンネルから出てもすぐ次のトンネルがお出まし。
なるほど、こりゃ工事に時間がかかるわけです。九州山地は結構険しいのですが、そこを23ものトンネルで貫くんですからね。
九州道の難所のひとつで、前回の記事に出てきた鳥栖JCT付近と同様に事故の多い区間でもあるので注意が必要です。ここも走行に結構集中力が必要なので疲れます。
21…20…
ちょっとだけ間を挟んで19…
18・17・16・15…
14・13・12・11…
10…!
ふぅ、ひとつひとつはそこまで長くないものの、これは何度走っても疲れる。
そして現れる信号機…!
「トンネル信号機」、これはトンネルが連続していて、合計が5km以上になるトンネル手前に設置されるとのことです。
トンネル内で火災や事故等が発生しても分かりにくいですし、万が一の際は非常に危険ですからね。
では、肥後トンネル(6340m)、行ってみましょう。
長いので内部は1kmおきに案内が書かれていたり、電飾の色が変えられたりと工夫が凝らされています。
確か昔はここまでしてなかったので、年々内部もバージョンアップされているのでしょう。
なっが…!!
因みに日本の高速道路トンネルで一番長いのは首都高速中央環状線にある山手トンネルで18,597m。
たぶん何度か走ったことがあるのですが、あの辺ってトンネルメインの区間もあったりするので(しかも場所によっては地中にPAがあったりするので)その辺は番外として。
山を突き抜けるトンネルとしては関越自動車道の関越トンネルで11,055m。
世界でも17番目に長いということで、一度だけ走ったことがありますが途中で笑ってしまうくらいの長さでした。
そちらと比べるとまだ短めですが、それでも九州で1番の長さ。しかも前後に他のトンネルが多数あるので疲れ半端なし!
上にも書きましたが、とにかく事故が多発する区間なので皆さんどうかお気をつけて下さい。
で、まだまだトンネル区間は続きます。
おまけにこの辺りは結構クネクネとしています。
疲れる…
からの、ようやくトンネル区間が終わり、熊本県の南部である人吉までやって来たのでした。
フーーー、頑張った!でもまだまだ走行は続きます。
それでは今回はここまでです。また次回も宜しくお願い致します!
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これまでの車中泊旅行記
かなり古い記事もあるので今と書き方が違うものもありますが、良かったら併せてお楽しみ下さい。
以下、車中泊メニューです。
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