熊本⇒宮崎 思い出の観音岩温泉…【雲海求めて真冬の宮崎県へ②】

雲海を見に真冬の宮崎県へ車中泊
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2019年11月29日(金)21時00分

さて、大分県日田市にある想夫恋にて夕食を済ませた僕たち。

今回の第1目的地である宮崎県の国見ケ丘まではまだまだ遠いですが、いつものようにマイペースに進んで行きます。

 

んで、目的地に向かいつつ九州を南下しているのですが、この日はお風呂もまだだったので途中で寄っていきます。

今回立ち寄ったのは僕が昔から好きだった杖立温泉の中にあるとある家族湯です。

 

思い出の観音岩温泉

観音岩温泉、入り口から良い雰囲気で昔から大好きな場所なんです。

で、タイトルに何故”思い出”とつけたかと言うと…熊本地震や集中豪雨などの度重なる災害に巻き込まれ、何度か営業再開を果たしましたが2022年12月現在は休業してしまっているのです。

以下、少しだけこれまでの写真を載せておきます。

 

2013年

僕が保管していた写真で、こちらで撮影した一番古いものは2013年のものでした。

長女がまだ8才の頃かな?小さいわぁ(笑)

 

訪れたのは記録を見るに2013年9月15日(日)とのこと。

夕方の16時ごろですが、大勢のお客さんが訪れていて廊下にもぎっしりです。そういやこの頃は待ち時間が発生することもあったような気がしますね。

とにかく大人気でした。

 

そんでこちらが浴室内の様子。

うわ~次女もちっさw次女は2012年11月生まれだから、この頃は1才前か!

 

この頃は休みの日に僕が子どもたちを連れて3人で温泉に入るのにハマってたんですよね~。

翌年の2014年夏に妻と妻のお母さんの生体肝移植が控えていて、その関係で子どもたちの子守りはほぼ僕に。だけどやっぱり妻がいないと赤ちゃんだった次女は泣いていて、どうすれば3人で楽しく過ごせるか考えてたどり着いたのがドライブと温泉でした。

次女の首に赤ちゃん用の浮き輪をつけながら、緊張しながら湯船に入れていたのを思い出すなぁ。懐かしい…。

 

ここの浴槽の作りが赤ちゃんでも安心な浅いタイプもあったので、そんなこともあって僕のお気に入りの場所になっていたんですよね。

 

2015年

そしてこちらはデータを見ると2015年5月24日(日)15時。

次女も2才半になってすっかりたくましくなりました(笑)

 

妻たちの肝移植からまだ1年たっていなかったのですが、かなり経過が良くて親族一同が安心し始めた頃だったかな。

僕たちは変わらず温泉に通い続けていました。

もう休みの日に温泉に入りに行くのが生活のサイクルになっていましたね。

 

あ、色々とありましたが妻のお母さんは今でも元気です。

毎年秋に妻と2人で手術をした九大で経過検査をしていますが、数値も良好らしいです。

 

そんな感じでね、様々な思い出のあるこちらの観音岩温泉なのですが、2016年4月に発生した熊本地震で大打撃を受けてしばらくの休業。

そして規模縮小しつつも営業再開したものの、その後に度々集中豪雨が襲い掛かり、かなり厳しい営業を強いられることになります。

 

2019年

これが僕が訪れた最後の観音岩温泉の様子です。

昔は24時間営業だったのが23時台までになり、部屋数も半分以下になっていました。

 

金曜日の21時台だというのに、お客さんは僕たちだけ。

貸切状態で静かなのでとても良いのですが…全盛期を知っているだけに寂しくもあります。

 

それでも、ここからまた復活すると信じて。僕たちはこちらに貢献すべくまた通い続けるつもりでした。

実際にはこの後も再び災害で休止が続き、それも叶いませんでしたけどね。

 

公式HPはまだかろうじて残っていますが、グーグルマップからも削除されてしまったので復活は本当に厳しいのかもしれません。なんとも自然は無情なものです。

悲しいお話が続きましたが、とりあえずこの時の模様を明るく伝えようと思います。

 

風情たっぷりな2番室のひのき風呂

さて、この時は部屋を選びたい放題だったので次女に選択を任せた結果、2番のひのき風呂へと進むことになりました。

入口に札をかけて服を脱ぎまして…

 

浴室に入った瞬間とても心地よい香り。

いや~旅の疲れが癒される~!!たまらんです。

 

この家族風呂という貸切った空間が本当に最高です。

周囲に人がいないので余計な気遣いをせずに手足を伸ばしてゆったりと気の済むまま入浴…極楽や。。。

 

風呂上り。

昔ながらの古いタイプの家族風呂なので脱衣室はあるものの化粧室やドライヤーなどは外で共用のみです。

最近では全て室内にある場所が多いので、そちらに慣れてしまうとこの使用はちょっと不便ですね。

 

部屋から外に出て受付手前にある場所でドライヤー。

これ混雑時は大変だっただろうなぁ、僕はたぶん昔来た時は待つのが面倒くさくて乾かさずそのまま帰っていたんじゃないかと思います。

なんせ3つしかないので。まぁないものは仕方ないですが(笑)

 

とまぁ、昔の施設によくある不満点もありましたが、それを凌駕するほどの魅力が多かったここ観音岩温泉。

災害のたびに何度も復活してきた場所なので、今回も頑張ってほしいところです。

厳しいかもしれませんが…祈っています。

 

さて、お風呂を上がった時の時間は22時45分。

ここからは途中でコンビニによりつつ、一気に目的地へと進みます。

 

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そして…

日付はかわり、2019年11月30日(土)深夜1時12分。

道中は車も殆どなく、アップダウンもそれほど多くないので快適に走ることができました。

 

到着した国見ケ丘の駐車場は街灯が少なく薄っすらと先が見える程度。

暗い所が苦手な人はちょっと怖いかもしれません。

そして、この日は特に街灯の明かりが薄暗く感じます。なぜなら…

 

既に霧状の靄(もや)が立ち込めていたからです。

ここまで濃ゆいのは過去にないですし、風もありません。

 

空を見上げると無風の中くっきりと星が見えます。

これはおそらく放射冷却が強まるはず…!ということは、今回こそ期待できるかも!!

 

雲海への期待をむねに、せっせと車を車中泊仕様にして一気に寝ます。

翌朝は早いのでね、ここまできて寝坊するわけにはいきませんので!!

 

そして、運命の朝が…きた!!

今回はここまでです、次回へと続きます。

 

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