絶望の過去。それを断ち切る光が欲しかったあの頃。パパはきょうだい児(障がい者の兄弟姉妹)。”苅田町社会福祉協議会に掲示分のきょうだい児パンフレット最終回。”

福岡・京築きょうだい会【れんげ想】

きょうだい児とは”障がい者の兄弟姉妹”のこと。
僕はきょうだい児です。

 

パパ
パパ

このことに関しては度々このブログで出てきていますので、気になる方は詳しく書いたコチラ↑のページをご覧下さいね。

 

 
 

 

福岡京築きょうだい会れんげ想

全国で数少ない”障がい者の兄弟(きょうだい児)”にスポットを当てた活動をしています。

会長は僕、森下。

今(2020年8月現在)は新型コロナウイルスの影響や僕が病気の為活動を自粛していますが、また動き回ることを夢見ています。

 

この時↑↑↑の活動で、今回から掲載するパンフレットの内容が完成しました。

その後、福岡県の京築地域の社会福祉協議会を中心に配布が開始されています。

 

福岡県苅田町社会福祉協議会

僕たちの活動の母体となっている社協の1つです。

こちらの公式ホームページに今回から載せるパンフレットがPDFデータで掲載されています。

 

お問い合わせ

093-434-3641

会に参加されたい方や気になる方はこちらの番号までどうぞ。

担当は局長の古賀さんで、”もりりんパパのページを見て電話した”と言えば話がスムーズかと思います。

 

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特集ラスト:弟が障がい者の森下直貴(もりりんパパ)。

あの頃の自分に伝えたい。未来は思っていたよりも絶望に溢れていなかったよ、と。〔僕:森下直貴 弟:弘之〕

 

僕は3人兄弟の長男で、2つ下の弟に重度の知的障がいがあります。
症状は知恵遅れと自閉症。

 

母が弟に異変を感じたのは彼が2才の頃。
とにかく発語が遅かった。
異変を感じながらも母は普通の幼稚園に入園させ、途中から療育センターにも通いました。

 

僕もよく分からずついて行っていましたが、正直不思議な感じでした。
この頃僕は母から弟は病気だからこんな症状なのだと聞かされていました。
障がいがあるとしっかり聞いたのは中学生の頃。親としては説明しにくかったでしょうし、認めたくもなかったのでしょう。

 

この『障がいがあるということを認めたくない』というお話はよくきょうだい児の会でも聞きます。

 

障がいの確定診断をされる=負の烙印を押されるというイメージがどうしてもあるのです。
だから認めたくない、病院に行きたくない。
診断を受けたくない。
認めていないから…だから親として僕にうまく説明が出来ない。

 

そうなったのだと思います。

 

僕と同じ小学校に入学することになったヒロ君。
色々とありましたが低学年の間は楽しそうに過ごしていました。

しかし学年が上がるにつれて周りの子達との精神年齢の差は開くばかり。
知らない人でもパッと見るだけで『あの子は何かおかしい…』と分かるレベルでした。

 

そうなると出てくる問題が、イジメや差別。

 

本人や母達もそうでしょうが、僕もその辺は結構苦労しました。
不思議なことに難癖をつけてくるのは特に同級生以外。

 

全く知らない年上男子が突如現れて、『お前の弟キチガイやろう、頭がおかしいんやろう』等と言ってくるのです。
これには『何?』と思うより、とにかく色々と心外過ぎて怖かった記憶があります。

 

急にそんなことを言われるので、怖くて仕方ない。
こちらが怖がるから相手は面白いのでしょう、頻繁に言われていました。
同級生が僕に対して同じような事を余り言わなかったのは、僕や弟の事を知っているので人としての優しさや常識・理性などが働いたのだと思います。
でも彼らは面識がないから遠慮がない。
人って怖いなぁと子どもながらに思いました。

 

しかし…他のきょうだい児の方も同じ事を言う人が多いのですが、こういったイジメや差別発言をされたことってどうしても親には言えないんです。
言いたくないんです。

 

 

 

だって親も苦労していることを知っているから。

 

 

 

だからこんなことを言って親を困らせたくない。
悲しませたくない。

 

その一心で自分の中だけで落とし込んで終わらせていました。

 

ヒロ君はこんな病気だから、それなら自分が我慢して強くならないといけない。
自然とそんな考えになっていました。
そうして自然と弟のことや自身の気持ちを他者に話すことはなくなっていきました。

 

正直辛い時もありましたが、仕方がないと思うようになっていました。
同じような境遇の人が周りに少しでもいれば少しは気持ちが楽だったのかもしれませんね。

 

大人になり、きょうだい児という言葉を知り、そんな人たちが集まる会があることを知りました。

 

年を重ねることで他者に自分や弟の生い立ちを話すことも出来るようになりました。

これからは同じく人に話せずに辛い思いをしている人の話を聞く側になりたいと思っています。

子どもの頃の自分のように抱え込む人が少しでも減ることを願って…。

 

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あとがき。

今回で全6回に渡って掲載してきた”きょうだい児パンフレット掲載分”のお話は終了です。

1人1人のお話は掲載スペースの関係でかなり短いですし、ライト層が見ることも考えてかなり暗い部分を描かないように気を付けましたけどね( ̄▽ ̄;)

 

福岡県の京築地区にある社会福祉協議会を中心に掲示・配布をしていますので、気軽に手に取って頂けると幸いです。

それではまた!!

コメント

  1. 僕は「律することが出来るのは自分だけ。」と思っている人間なので、他の人のことはあまり気にしない様にしています。それと同時に、「他人は自分を成長させてくれるかもしれない人。」と思うようにしています。

    「自分を成長させてくれるに足らない人。」には急激に興味が失せてゆきますし、その逆の人だと、「年上だろうが年下だろうが、苦手な人であろうがなかろうが、そして、障害があろうがなかろうが。」尊敬しますし、その縁を失いたくないと思っています。

    弟さんがいたからこそ、もりりんさんは相手の心や社会的弱者を思いやれる優しい人になったんだと僕は思います。

    (*- -)(*_ _)ペコリ 長文すみません。