慢性化すると死がかなり近くなる”伝染性単核球症”とは。

伝染性単核球症という病気で10日間入院
★きょうだい児(障がい者の兄弟)で何が悪い!?シリーズ★

筆者のエッセイ漫画。幼少期から大人になるまでの体験談を不定期で更新しています。

オブラートに包み隠さず描く中々に人の闇が目立つお話ですが、多くの方に知って欲しいので是非読んでみて下さい。

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さて、3月という1年の中で一番忙しい時期にまるっと仕事を休ませた上に入院までさせられたこの病気。

 

次女の紫斑病の時も同じようなことをしましたが、僕自身の忘備録、もしくは病気を理解する為に色々と纏めたいと思います。
厄介な病気ではありましたがまだ完全に治っていませんし、新たな症状で苦しんだりもしています。

 

パパ
パパ

相変わらず手の関節の症状も悪いので、今回のイラストは過去の物の流用が多いです。

 

おまけに確率は低いのですがもしも慢性化した場合に恐ろしいことになることも分かりまして…
早いところ完治してしっかりと働きたいのですが、それはまだ先の話になるのかもしれませんね。

それでは”伝染性単核球症”のまとめ記事、参りたいと思います。

 

※今回の記事に書く内容や症状・対処法は、あくまでも僕の体験談であり、症状や治療を保証したりするものではありません。
同様やもしくはこれらに近い症状・疑いがある方は、病院を受診され先生に相談して下さい。

 

病院は新型コロナウイルスの対応を優先しないといけないので検査ができず大変なことに。
数値がえらいことになって最終的に入院してしまいましたが、そんなお話を序章を書いています。

 

残念ながら2020年9月現在まだ完治しておらず、12月いっぱいを目途に仕事を休職することになってしまいました。

そういった内容を経過的に書いておりますので、宜しければ併せてご覧下さい。

 

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概要

伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう)または伝染性単核症とは、EBウイルスの初感染によって生じることの多い急性感染症

 

その他にサイトメガロウイルスやA型肝炎ウイルス・B型肝炎ウイルスでも発症する他、ヒト免疫不全ウイルスなどでもなる可能性があります。

確率的にはEBウイルスやサイトメガトロウイルスからの感染が大半を占めるそうですけどね。

 

感染する年齢で症状が変わる病気

欧米とアジア圏とでは感染率が違うらしく、日本では2~3歳までの感染が70 %を占め、 20代では90 %以上がこのウイルスの抗体を持つそうです。

ところがアメリカでは幼児期の感染率は20 %で、多くは思春期・青年期で感染するとのこと。食文化や人種などの遺伝子レベルで何かが違うのでしょうか。

 

幼少期のうちにEBウイルスに感染することが多いですが、思春期以降に初めて感染すると伝染性単核症を発症するリスクが高いといわれています。
このあたりは”おたふく風邪”などと同じですよね。

特別な合併症を来すことなく自然に治ることが多いとの事ですが、ときに血球貪食症候群や脾臓破裂などの重篤な合併症をみることもあるため注意が必要な疾患です。

 

感染する年齢によって症状の現れ方が異なり、乳幼児期では感染しても症状が現れないが多く、思春期以降では感染者の約半数に本症がみられます。
また、青年期で感染すると発熱や腰痛様々な症状が1ヶ月ぐらい続くと言われていますが、これに関しては下で書きます。

 

キス病という別名…

上に書いたEBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス)に初感染するとこの病気になりやすい、と上でも書きました。
発熱やリンパ節の腫れなどの症状を起こす急性感染症です。

 

で、このEBウイルス(ヘルペスウイルスの仲間らしい)。
これが唾液に潜んでいるのですが、回し飲みやキスが原因でうつることが多い為に別名キス病と呼ばれるとのことです。

 

いやいやいや、その別名やめてくれないかw
何かすげぇ恥ずかしくていやなんだけどwww

 

 

これは他の体験談の方も書いていましたが、病院などでこの説明をされると恥ずかしいです。
後はこの病名を聞いた人が調べて、この異名を知って笑うとかね。

 

パパ
パパ

変な名前つけやがって…!!

 

名前とは裏腹に凶悪な病気なんだけどな。

キス病という名前の発症もアメリカだったかな?
いや、ヨーロッパって書いていたような気がするけど。
変な名前を広めないでくれw

 

因みに僕は残念ながら(??)EBウイルスを介しての感染ではないのでこの”キス病”には該当しないことを付け加えておきます。

というか、EBウイルスやサイトメガトロウイルス経由の感染ではないレアパターンらしく、それはそれで困りものだったりするんですよね…。

 

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原因

上にも書いた通り、この病気の多くはEBウイルスの初感染によって生じます。

しかし、この病気はそれ以外にも様々なウイルスが原因でも感染してしまうのです。

 

伝染性単核球症の様々な原因ウイルス

 

 

 

EBウイルス以外の原因となる主なウイルス(病原体)

 

  • サイトメガロウイルス(CMV)
  • HHV‐6
  • アデノウイルス(ADV)
  • 単純ヘルペスウイルス(HSV)
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
  • A型肝炎ウイルス(HAV)
  • B型肝炎ウイルス(HBV)
  • トキソプラズマ
  • リケッチア

サイトメガロウイルスやHHV-6(突発性発疹症の原因ウイルス)もEBウイルスと同じくヘルペスウイルスの仲間で伝染性単核症の原因となりえます。

 

それ以外にもアデノウイルスやヒト免疫不全ウイルスなど、割と耳にするウイルスが原因となりうるようですね。
この辺りの検査は僕も行いました。

 

いずれもマイナスでしたけどね。

 

で、日本では単純に検査できないウイルスからの感染だろうと主治医に説明されましてね。
そうなると消去法で”トキソプラズマ””リケッチア”…となるのでしょうか。

 

この辺りはいまいち病院からの説明が足りなく感じたんですよね。
僕の全身症状からそう決めざるを得なかったのでしょうか。

ま、治ればなんでもいいんですけど。(治ってないけど※2020年10月上旬)

 

ん?リケッチア。
日本紅斑熱リケッチア…??

 

症状

大きな特徴としては発熱・咽頭痛・リンパ節腫脹の3つがある。

僕も初期の主な症状は38度台の熱と喉、そして左首付近のリンパの痛みでした。

 

初感染が幼少児だった場合

上でも書いた通り、多くは小児期にEBウイルスに初感染します。
幼少児(1~2歳程度)の初感染では症状は出現しないか軽度。

 

日本ではこの時期に感染している人が多く、無症状のまま抗体ができていることがほとんどです。
もしくは発熱と若干の症状が見られる程度で、”伝染性単核球症”ではなく”扁桃炎”と診断されていることが多いとの事。

また、この年齢の場合は2~3日で自然軽快してしまうので、それ以上の受診もほとんどされずに終わる事も多いようです。

 

しかし、成人になってから初感染した場合は症状が重症化します…。

 

年長児から青年期以上の場合

  • 発熱(38℃以上の高熱が1~2週間程度続く、1ヶ月以上続くという重症例も)
  • 咽頭痛(のどの痛み)
  • 化膿性扁桃炎(口蓋扁桃が発赤・腫脹)など

他に鼻づまり(アデノイド腫脹による)や全身特に頚部のリンパ節腫脹・肝脾腫がみられることも。

男女比はありません。

 

潜伏期間

ウイルスが体内に侵入し、感染してから発病するまでの潜伏期間は比較的長く6~8週間(約30~50日間)です。

 

パパ
パパ

およそ4〜6週間の潜伏期間と表記している病院サイトもありました。
何にせよ、かなり長いです。

 

僕は3月8日の日曜日に熱が出ましたが、その前から倦怠感はありました。
しかし、これでいくと1月の終わりから2月頭には既に何かしらのウイルスが体内に入っていたことになりますね。

2月の間は結構元気だったんだけどなぁ…。

 

症状詳細

原因ウイルスに感染してから上記潜伏期間をおいて発症。

 

症状は様々で、発熱や咽頭扁桃の痛み・首のリンパ節の腫れ・発疹・眼の腫れ・鼻づまりなど。
僕は3月9日には発熱・喉の痛み・左首付近のリンパの痛みが現れました。

 

それから異様な倦怠感。
身体中がだるくてきつくて、横になっていても身体中が痛い。
1週間後の15日頃にはその症状が悪化しすぎて3日ほど睡眠をとることができませんでしたね。
あとは食欲不振。発熱から10日間はほぼ食事をとることが出来ず、栄養補助食品やOS-1などでしのぎましたが、その間だけで10キロ体重が落ちてしまいました。

 

一般的な伝染性単核症の悪化してからの症状は以下のような感じのようです。

 

  • 発 熱
  • 全身倦怠感
  • 咽頭痛
  • 口蓋扁桃の発赤腫脹
  • イチゴ舌(ぜつ)
  • 眼瞼(上まぶた)・眼窩周囲の浮腫(むくみ)
  • 鼻閉
  • リンパ節腫脹(全身特に頚部のリンパ節)
  • 発疹
  • 肝臓・脾臓の腫大
  • 肝機能異常
  • 食欲不振(咽頭痛・肝機能障害による)

 

僕の場合は肝臓の数値異常を指摘されましたね。

ピーク時は入院して2日後。
一向によくならずLDHに至っては4桁に突入して上がり幅が大きかったのでその後様々な検査を行おうと先生に言われました。

そこから徐々に落ち着き始めたので検査は消えましたが、ちょっと危なかったみたいですね。

 

その他、僕は大丈夫でしたが肝臓や脾臓の腫れを診察にて指摘されることもあります。
こうなると退院後も破裂する可能性が残るので、運動や仕事に制限が出ることもあるそうです。
破裂は生命の危険があるのですみやかに病院と連携を。。。

 

合併症

合併症を伴う可能性は稀だそうですが、以下のものがあります。

・血球貪食症候群
・無菌性髄膜炎
・ギランバレー症候群
・リンパ腫
・再生不良性貧血
・心筋炎
・心膜炎
・肺炎
・気道閉塞など

 

再生不良性貧血は僕の部下の命を奪った病気だったな。
結構恐ろしい病気が合併症としてあがっていますね。

 

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検査と診断

血液検査・肝機能検査・血清学的検査(抗体検査)・肝臓/脾臓検査などで検査が行われます。

 

主にEBウイルスやサイトメガロウイルスなど(ヘルペスウイルスの仲間)が原因になっている為、これら原因ウイルスの存在を確認します。

EBウイルスの特定…血液検査にてEBNA・VCA・EAなどEBウイルスに関連した抗体検索を行う。サイトメガロウイルスも同様に血液検査にて同ウイルスに関連した抗体検査が行われる。その他、各種ウイルスに関連した遺伝子をPCRと呼ばれる方法で確認することもある。

 

パパ
パパ

ここでPCR検査が出て来るとは。僕が新型コロナウイルスの検査でされたあの検査のこと…だろうか。

 

伝染性単核症はリンパ球が増加することも知られています。
またリンパ球のなかでも、ある特別なタイプのリンパ球が増加することも知られており、これらを血液検査にて確認することがあるそうです。

そして、この病気では高確率で肝臓は障害を受けるため、肝臓に関連した血液検査(ASTやALTなど)も行われます。

 

血液検査(血球算定・血液像)

伝染性単核球症の血液検査では、典型的には白血球数が増加し異型リンパ球が出現するそうです。

 

・白血球総数は正常もしくはやや増加(15,000μl以上が多い)
・好中球数は正常もしくはやや減少(百分率は低下)
・リンパ球の著しい増加(10%以上診断上有意)
・異型リンパ球の出現(5%以上が多い・10%以上診断上有意)

 

これが僕の結果はおかしいんですよね。

血小板も白血球も下がっています。
というか、白血球に至っては僕の平常時の5000から最大で1600まで下がってしまいました。
未だにしっかりと戻りきっていません。

 

まぁ、稀に減少する場合もあるらしいんですけどね。
感染経路が通常のヘルペスウイルスと違うからかもしれませんね。

 

肝機能検査(生化学検査)

伝染性単核球症ほとんどの症例で肝脾腫を伴います。
それにより肝機能障害となりトランスアミナーゼ(AST・ ALT)が上昇します。
肝炎を疑われる場合も多くあるそうです。

 

肝機能検査のAST値(GOT)・ALT(GPT)は上昇しますが、ほとんどの例で300~400IUl以下になるそうですが…

 

僕は相変わらず数値がぶっ飛んでますね。
この数値もまだ戻りきっていません。

 

血清学的検査(ウイルス抗体の検出)

これ多分僕はやってないんじゃないかな?
どうなんだろう、あの頃は記憶が曖昧だからなぁ。

 

血液検査より更に精度の高い検査として、血清学的検査があるそうで。
抗体を直接検出し診断。
感染したBリンパ球は抗体を産生、その中には数種類の抗体が存在するそうです。

 

治療

EBウイルスによる伝染性単核球症に対する治療薬はありません。

 

症例が少なく(というか国への報告義務もない)あまり研究が進みきっていないらしいのですが、とりあえず対症療法と安静が基本です。

自然に治る傾向の強い予後良好な疾患なので一般的には対症療法で十分です。
急性期は約2週間続き疾患期間は様々ですが安静にしていれば、ほとんどが約4~6週間で自然に治るそうです。

 

パパ
パパ

まぁ確かに、僕の急性期期間もおよそ半月。
その後も安静にして1カ月後にはかなり動けるようになっているもんなぁ。

 

ただ、僕のようにいわゆる重症化(発熱が長期に持続する・全身状態が著しく不良・全身倦怠感のために経口摂取不良など)した場合には、入院して補液を行う必要があるそうです。

 

ネットで見る体験談の方々は大体重症化して入院していますね。
逆に重症化しなかった方の体験談も見てみたいです。

 

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予後

伝染性単核球症は通常およそ4~6週間で症状は自然になくなります。

しかしまれに数ヶ月以上症状が持続し、全身状態が重篤となる極めて予後不良の例があることが知られるようになったそうです。
この例ではEBウイルスが持続的に活動していることが証明され、慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)という病態として区別されています。

 

慢性活動性EBウイルス感染症

この病気について調べてみましたが、声優の松来未祐さんが罹患したことで広く知られることになったそうですね。

 

体調不良や病名を一切公表せずに活動を懸命に続けられていたそうですが、2015年10月27日に亡くなられたそうです。
最終的な死因が悪性リンパ腫だったとのこと。

 

稀とはいえ、合併症も恐ろしいこの病気ですが、予後も慢性化すると極めて状態が悪くなるそうです。
僕はおそらくEBウイルスからの感染ではないらしいのでこの予後のお話は当てはまらないと思いますが、他パターンの情報が少なすぎて全く出てこないので一応気を付けて生活をしているところです。

 

これに関しては先生に相談しつつ検査を続けて行くことになりました。

 

早く自由の身になりたいですが、急がず焦らずじっくりと治したいと思います。

以上です!
検索でこの記事に辿り着いた方々の症状が1日でも早く良くなりますように!

それではここまで読んで頂いてありがとうございました。

 

※一番初めにも書きましたが、今回の記事に書く内容や症状・対処法は、あくまでも僕の体験談であり、症状や治療を保証したりするものではありません。
同様やもしくはこれらに近い症状・疑いがある方は、病院を受診され先生に相談して下さい。

コメント

  1. ちょっとおかしかったらすぐ病院へ。( ゚д゚)ウム くれぐれもご自愛を。

  2. Nick Ollie より:

    まだ完治してないんですね。早く関節痛が治るといいね。
    それにしても、ほんと厄介な病気だったんだなーと改めて知りました。ほんと大変そうだったもの。

  3. marimo より:

    一番つらい時期をこえたから安心…
    とは言えないんやね><
    慢性化だけは避けたい。だからちょっとの変化とも見つめ合って、先生と相談して治療してね!