どうか、死なないで
その日の夜10時。
ヒロ君はまさかの自力でひょっこり帰って来た。
何事もなかったかのように。
ホントにひょっこり、本人は何も語れませんがごく普通に玄関の鍵をガチャガチャとするんです。
この時の驚きと喜びは今でもよく覚えています。
何か色んな想いがぐちゃぐちゃになって、泣きながら弟を抱きしめました。
そして捜索中の父や母にどうやって連絡を取れるか焦っていました。
なんせまだ携帯電話が普及する前の時代でしたからね。連絡手段がほぼ皆無なのです。
結局連絡手段が見つからないので、その間も母達は必死に捜索をしていました。
そしてヒロ君。
何事もないように帰って来ましたが、全身はビショビショで冷えきっていました。
親たちは結局1時間後くらいに帰ってきましたが、それまで僕はヒロ君を風呂に入れたりしてどうにか風邪を引かないようにさせていました。
何か余りにも身体が冷たかったので、このまま死んでしまうような気がして…。
以下、エッセイ漫画の目次一覧です。長いので10話毎に分けています。(0~44話までが第1部)
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コメント
ひとまず、ヨカッタ。(゚д゚)(。_。)ウン
帰ってきてくれてほんと良かった。温かいお風呂でヒロ君もほっとしたんじゃないかな。